プリン体をカットしたビールが販売されはじめました。
99%もカットしてしまったキリンのビール<発泡酒「淡麗ダブル>。
アサヒからはプリン体85%オフ、糖質も70%カットした新しいジャンルのビール<アサヒオフ>。
これで美味しければ健康志向のビールとして大ヒット間違いなしなのですが、結果はどちらの勝利となるのか!
以下にNSJ日本証券新聞のニュースを引用させて頂きます。
「プリン体」を狙え!
糖質オフの次はプリン体カット
「糖質」に次ぐ新たな敵に関心が高まっている。かわいく、おいしそうな名前とは裏腹に、健康をむしばむ悪の権化「プリン体」だ――。健康志向の昨今、新たな商機が誕生した。
キリン、アサヒが再挑戦
そもそも、プリン体の「プリン(purine)」は「純粋な尿酸」を意味する造語の化学用語。なじみ深い菓子の「プリン(プディング、pudding)」とは似て全く非なるものだ。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策の柱として、40―74歳の人を対象に昨年4月から始まった「特定健診」と「特定保健指導」。そこで法律で指定する項目から省かれ、一部で議論となっているのが「尿酸値」。「尿酸」は痛風や高尿酸血症などの原因とされることで知られるが、特に「痛風」は風が吹いても痛いという例えから、そう呼ばれている悪名高い病気だ。尿酸とはプリン体が分解してできた老廃物というから、いや応なしに関心が高まる。
プリン体が多く含まれている食品では、レバー類、白子、エビ、イワシ、カツオなど一部の肉や魚介類が代表的。「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、プリン体含有量が300ミリグラム以上を「極めて多い」、200―300ミリグラムを「多い」としている中、前記の食品は100グラム当たり200―300ミリグラムも含まれる。
しかし、何といってもプリン体で評判が悪いのは、ビール系飲料(ビール・発泡酒・第3のビール)。アルコール飲料の中でも、ビールはプリン体含有量が焼酎やウイスキー、ブランデー、日本酒、ワインなどと比べて突出して多い。キリンHDの分析によると、ビールは100ミリリットル当たり7・3ミリグラム、発泡酒でも同3・4ミリグラム含まれている。「100ミリリットル当たり」では先の一部の肉や魚介類より少ないが、1回当たりの摂取量で比較すると無視できない水準だ。
最近、盛り上がりつつあるプリン体対策市場だが、ブームの先導役は大手2社が相次いで投入する「プリン体カット」のビール系飲料。ある調査によると、8割の人がビール系飲料を飲む時に気にしてるようで、商機拡大のチャンスは大きい。
キリンHD(2503)はプリン体99%カットの発泡酒「淡麗ダブル」を2月10日に発売。一方、アサヒビール(2502)もプリン体85%オフ、糖質70%オフの新ジャンル(第3のビール)「アサヒオフ」を24日から売り出す。
もっとも、従来からプリン体カットを売り物にした商品は存在した。サントリー(非上場)が2001年にプリン体50%カットの発泡酒「ダイエット〈生〉」、キリンも03年に同99%カットの発泡酒「淡麗アルファ」を発売済み。
ただ、プリン体カットと引き換えに、肝心のおいしさで不満の声があったのも事実だ。ここにきて、キリンとアサヒは新商品で課題だった味も強化し、再挑戦する。サッポロHD(2501)の出方にも注目したい。同社の第3のビール「スリムス」もプリン体カットを大々的にうたってはいないが、低プリン体が特徴の1つだ。
1月のビール系飲料の出荷量(課税ベース)は、前年同月比18・6%減。酒類別では、ビール、発泡酒ともに20%超減で6カ月連続マイナスの一方、第3のビールは2・3%増で11カ月連続のプラスと、不況の世相を反映して低価格商品の強さが際立つ。
プリン体カットビールは健康志向と低価格、2つのテーマと重なる。有望市場の秘密兵器となるか。(B)
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